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2006年11月30日 (木)

松坂と井川

 松坂と井川がポスティングシステムで大リーグへの移籍が決まりそうである。それぞれ60億円と30億円とのこと。私の個人的な感想を言わせていただくと、西武ドームで何度か観戦した松坂の印象は、なんだかずんぐりした人が投げてるなあという程度であった。それほど球が速いという感じもない。つまり見栄えがしないのだ。

そこへいくと桑田や清原は雰囲気からして違った。どうしても見てしまわせる、という感じだ。おそらくそれがスターなのだろうが、松坂が投げる試合でも西武ドームはほぼがらがらであったことを考えると、アメリカでも成績は残すと思うが、観客が見て楽しめるかというと、はなはだ疑問である。

見られる仕事はすべてエンターテインメントだから、そういう意味では井川に断然期待したい。

2006年11月29日 (水)

カラスの乱舞

夕方散歩をしていた。ふと空を見上げると、カラスの群れが右から左へ飛び、ぐるりと旋回して山へ向かった。低空を飛ぶのは大きく、高空を飛ぶのは点に見える。その数たるや寒気がするほどだ。

しばらく歩いて交差点に差し掛かると、四角を囲むように電線にびっしり並んで留まっている。ああ気持ちわるい。かあかあ、があがあ、かあかあ、あがあが。

 地面にはカラスの糞がいたるところに落ちている。高いところから落とされるためか、どの糞爆弾も放射状のデザインになっている。場所によってはまるで白ヒトデの群のごとくである。運が悪いと頭にあびることになる。

上を警戒しながら私は、あたかも置屋の暖簾をくぐる花魁のように体を傾斜させてすすむ。花魁のように派手ではないので、標的にされる心配はなかろう。しかしいっときも気が抜けないので、家につくころの私はくたびれ、なぜか日舞の名取のような身のこなしになっている。

お弟子さんでも取ろうかしら。ちょいとちょいとん。

2006年11月28日 (火)

「おいどん」と「おまんさあ」…私とあなた考

鹿児島弁といえば、「どん」をつけさえすればいいと思っている方も多いと思う。しかしそれは誤りであって、たとえば「これから学校へ行ってくるどん」とは使わない。では、「どん」とは何かというと、「殿」がなまったものである。つまり「おいどん」とは「おれ殿」と、自分を大きく見せて言っているわけである。他方、「おまんさあ」という表現は「おまえ様」のことで、この二つは、自分と相手の両方に敬意を表するという、諧謔を含んだ実に鹿児島的な言い回しといえる。

さらに分析してみると、「おれ」と「おまえ」というややぞんざいな言い方に、「殿」「様」という丁寧な語をつけるというねじれた構造をしている。しかしあくまで相手に「様」という、より丁寧度の高い語を当てているところが、奥床しいと言えば言える。

 また、自分に敬意を表す接尾辞をつけるというのは、「葉隠」の、「もののふは大高慢」であらねばならぬという精神にも合致する。それはプライドの宣言であって、自分を殿と呼ぶ以上は、死をも恐れぬという覚悟の表明でもある。

 とは言うものの、以上は理屈をこねくり回してかっこよく、ただかっこよく言ってみただけであり、司馬遼太郎の「お国自慢とは、たんなる自己愛の変形である」の言葉を前にしては、こうべを垂れるしかない。

はじめまして

本日よりブログをはじめさせていただきます。日常の小さなことを綴ってまいります。よろしくお願いします。なお、トランペットその他管楽器の奏法上の疑問にもお答えしていきますので、どしどしお寄せください。

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